chaboのUltimaOnline日記
<2000/3/2更新終了>
The Famed Chabo Jr., Grandmaster Fencerになりました。
(写真準備中)
このページは、偉大なるネットワークゲーム、UltimaOnline上を冒険していた魔導剣士chaboの日記です。 UOをこれから始めようという方、UOで何をしたらいいかわからないという人は、ぜひ参考にしてくださいませ。
1999/3/2(火) UO卒業しました。
かれこれ6ヶ月空けていたUO日記ですが、先日ついにアカウントを停止させました。理由は、やはりこれ以上やる気と時間がないからです。
UOは私にとっては、人間と冒険をするとても貴重な場となりました。ネット上で外人と'hehe'なんて言った日には、おぉー俺もEnglish speakerだぜ!なんて有頂天だった日、PKに襲われて、果敢に抵抗したけど結局殺されたとき、「おまえなかなかやるな、俺たちのPKチームに入らないか?」と言われたとき、そしてダンジョンhythlothで冒険しているときの常連さん、1週間くらい私が行かないと「最近見なかったけど、平気?」などと声を掛けてくれた時。今はみんな、楽しい想い出です。
しかし、このゲームは本当に時間が必要!しかも、Originの度重なるパッチによるルール改正にも泣かされました。ネットワークゲームのおもしろさは、相手が人間で様々なことができるということです。だいたい、UO上の役割は4パターンに分類できると思います。
冒険者は、UOの世界の中で剣技、魔法を駆使して、能力を上げつつ楽しもうというスタンスです。最初はみんな、これを目指して出発します。しばらくすると、何をするにもお金が必要になりますから、そのために商人になったり生産者になったり、お金かせぎをする役割がでてきます。もちろん、冒険で稼げるお金もまぁまぁありますが、生産オンリーや商業活動をして手に入るお金は莫大なものです。
そして、PK(Player Killing)/PKK(PK Killing)という、対人戦専門のキャラクター達もいます。この人たちは、持てる技の全てを駆使して相手を倒す、場合によってはギルドで団体戦も行います。一般の冒険者も無差別に襲う野良PKもいますが、彼らのテクニックは本当に一流です。殺されて物を奪われるのはつらかったけれど、彼らがいなければ冒険はよりつまらない物になってしまいますからね... でも、あまりゲームバランスを考えない「寒い」行動は考え物だと思いました。
さて、そろそろ総括しなければ。
UOは初代ネットワークRPGとしては、恐ろしいほどの完成度です。Diabloとはまた違う、全員が一つの世界で同時にプレイすることの社会性は高く、世界が完全にできあがっていました。私はこの世界が大好きです! 知らない人も是非一度、のぞいてみてください。
9/25(土)から、今までアメリカにしかなかったUOのサーバが、日本にもできることになりました。日本にサーバがあるから、今まで回線が遠くて遅かったのが、かなり速くなるらしいです。
でも、Bajaで育てたキャラクターを日本サーバに移すことはできません。だから、一から始める必要があります。
家もなにもないまっさらな土地が待っているということは、これはすばらしいフロンティアです。でも、スタートダッシュを決めなければ他の人と大きな差がついてしまいます。あれ?今なんて言ったでしょう?
そう、「大きな差」ってやつですね。RPGって競争の世界でしたっけ?
単にのんびり暮らして、たまにダンジョン行ってお金をかせいで、それでのんびり暮らすのもいいですが、他の人より強くなりたい!なんていう人間の欲求があるから、やっぱり競争になってしまうのです。日本サーバは2つできたんですが、そのうちの一つ、Asukaサーバで新キャラ、Chaboが誕生しました。最初はお金を貯めなければなりません。とにかくお金。ひたすらお金、です。
お金稼ぎにはいろいろな手段がありますが、私が今回やろうと思ったのは、弓矢を作ってお店で売る、Bowcrafterです。この仕事は、森をかけめぐってひたすら木を切り、それを矢にする地道な仕事です。斧を片手にひたすら森をかけめぐります。そして、何十個かの弓を作りました。さぁ、これを売りに道具屋へ。「わりいな、今お金がなくて引き取れないよ。」
えー、そんなぁ。
・・・そう、同じことを考える人はいくらでもいます。みんながこぞって弓を売るもんだから、道具屋はぜんぜん買ってくれません。スタートからいきなりつまづいてしまいました。しょうがない、森で動物でも狩るか・・・
と動物を追い回していると、なにやら近寄ってくる人がいます。
その人は、私のバックパックに手をつっこんで、なにやらごそごそと...
Theifだ!怒った私は、手に持った練習用の武器で攻撃をしかけます。すると、その泥棒は手に弓を持って射かけてくるではないですか。
うわー、いたい。たまらず逃げ出しましたが、つかまって殺されてしまいました。あぁ、せっかく取った皮が、木が・・・もう競争の世界はこりごりです。やっぱり、Bajaでのんびりしましょ・・・
Jr.の戦闘スキルはFencingです。そう、槍でエイエイするやつね。上の写真ではまだAdeptだったんですが、Decietの洞窟で強ーい骸骨戦士相手にトレーニングを重ね、ついにスキル値100,Grandmasterになりました。
ところが私、実はぜんぜん強くないです(涙)。槍自体がそれほど強い武器でなく、Helberdを持った剣戦士(Swordsman)には簡単に負けてしまいます。むー、せっかくグランドマスターなのに弱いなんて・・・ 槍武器もっと強くなって欲しい・・・強いといえば、今最高に強いのがArchery(弓)です。昔は威力が弱くてとても不遇の武器だったんですが、最近では最強武器になってしまいました。クロスボウが一発でも当たると、体力をごっそり奪われます。体力のない私は、3発も当たれば昇天してしまうでしょう(涙)。
さて、いよいよ9月26日から日本サーバが稼働します。YamatoとAsukaという2つのサーバなんですが、楽しみですね。私がBajaサーバに来たのは、稼働して3ヶ月くらい経ったけっこう成熟した段階で、完全に新しいサーバから始めるのは初めてなので楽しみですね(^^)。
前回もらってしまった家ですが、500gp置いておいたら、泥棒に盗られてしまいました。でもそれほど重要な物は置いていなかったので、特に問題はなかったある日のこと。
Jr.が森の外れを歩いていると、なんとしばらく会っていなかった友人のHIDEさんが突然登場。
「わー、ひさしぶり!」
HIDEさんの家はこの近くだそうです。早速おじゃましました。
・・・すごーい。家具とかイスとか掛け時計とか、いろいろ家具がそろってる!
で、私の家の話をしてたんだけれど、それって、そのもらった鍵は単なるコピーで、泥棒の仕業じゃないのか?という話になってしまいました。早速、もらった鍵をHIDEさんに見せたんですが、
「あー、これはコピーだね。マスターキーじゃないよ。」
がーん。
もうあそこに物は置けない、、、すると、HIDEさんが「ああ、家ならもう一軒余ってるよ」
・・・え?
というわけで、HIDEさんから泥棒ハウスのすぐ近く(1画面くらいしか離れていない)に、新しい石造りの家をもらってしまいました。
いえーい。早速慣れない大工仕事をするJr.。木を切って、のこぎり引いて家具を作ります。
というわけで、今は泥棒よけ装置も作ったし(でも気休め)、少しはまともな内装もしたし、かなりいい感じです。みんな、寄ってね!(でも泥棒はNo welcome)
Chabo Jr.は馬に乗っています。Angeliqueという名前なんですが、黒いんです。本当は白馬がいいな、、、と思っていますが、なかなかいい馬と出会えません。まぁ、黒でもいいかぁ。
さて、今日もJr.は性懲りもなくWrongの洞窟へ遊びに行きました。あそこは2Fはとても怖いOrgeLordがいるのですが、1Fは奥にTrollがたむろしている部屋以外は、ネズ公とラットマン君、それにスライムくらいしか出てきません(たまにサーペントとリザードマンが出てくるけど、平気へいき)。
早速Recallの魔法を唱えてWrongへ出発です。すると、いきなりネズミ達がお出迎え。せっせとやっつけていると、なにやら向こうの方に赤文字の名前が、、、わわ、PKだっ!
すぐにHideしました。どうやらこちらには気づいていないみたいです。しばらくそのままじっとしていると、PK達は向こうのTrollがいっぱいいる方に行ってしまいました。ほっ。。。
さて、再びネズ公との戯れを再開です。しばらくしてあらかたやっつけたかな、、、と思い、こわごわPKのいた入り口の方に歩いていきました。
すると、うじゃうじゃ青文字の人がいるではありませんか!総勢20人くらい。
何事ですか?と聞くと、「PKKしてたんだ」との返事。あ、そこにころがっている死体はさっき赤文字だった人だ、、、おーこわい。
で、その人達と一緒にTroll部屋へ突入。そこではTrollがいっぱいたむろしてましたが、あまりの数の多さに一瞬で殲滅してしまいます。と、突然「Covetous入口でPK出現!」との報が。そのPKK集団は、あっという間に全員Covetousへ行ってしまいました。
取り残された私は、Troll部屋を出て、Wrongの中をとぼとぼ歩いていました。
と、飼い主を失ってうろうろしている馬を発見。白馬じゃないけど、まずまずの白さです(笑)。早速、Tamingを開始しました。
「いい子ね、よしよし」
一発で手なづけてしまいました。さて、この子を売って一儲けしますか、、、(^^;;;
・・・と、突然赤文字の来襲!泡を食った私は、急いでRecallしました。
Recallは本人しか通用しないため、馬とは離ればなれ・・・あぁ、無情。
その日はそのまま床に就きました。さて、その夕方。
ふとあの馬のことが気になって、再びWrongの洞窟へ向かいます。
まだ生きてるかな、、、PKに殺されてないかな、、、
行ってみると、なんと馬は傷つきながらも生きていました。
早速、用意していたGateTravelの魔法で、馬と一緒に街へ戻ります。さて、売りましょう。「HORSE FOR SALE!!!」と言いながら、Britainの街をねり歩きます。
ところが声がかからず、銀行前で途方に暮れていると、青Lordの人が声をかけてきました。
でもこの人様子が変です。お金をくれません。それどころか、なにやら金色の鍵をくれます。なんだこりゃ?お金ください!!と迫っても、「ついてこい」と言ってどこかへ行こうとします。うーむ、これは街の外に連れ出されて追い剥ぎパターンか!?(苦笑)しかし、町外れにある家の前に立つと、「Hey,この家は今日からあんたのものだよ」 !?!?!?
なんと、鍵は家の鍵だったのです!!
「わわわ、、、」と声が出ない私を後目に、「んじゃね」と彼は去っていきました。
彼が言うには、鍵はこれしかないよ、と言っていました。ほんとかな?まあ一応、囮のお金を置いておいて、これが盗まれなかったら本当なんだな、、、と考えましょう:-)
そんなこんなで、なんと家をもらってしまいました。うーん、本当にいいんでしょうか、、、!?
.最近いろいろあって(単なる言い訳)、なかなかUO日記かけませんでした。
というわけで、最近はChabo Jr.のほうばかりやってます。
現在、Adept Fencer(89.5)です。見かけたらかわいがってやってください。今日もマジンシアの街の宿屋で目覚めます。はっきり言って、この街は人口はとても少ないです。常駐している人はほとんどいません。その分治安はとても良く、町中で死亡して、ヒーラー屋さんまでかけていって復活して戻っても、たぶん持ち物は奪われていないでしょう(笑)。
さて、chaboからいろいろ主要な持ち物(移動用ルーン袋など)をもらったJr.は、今日もどこへ行こうか迷っていました。すると、日本人グループと見られる4人組が銀行前で集まっています。「これからどこへ行く?」みたいな話をしていますので、早速、「私もまぜて!」てな感じで合流しました。「死んでも責任取れないよ」とか言っていますが、そんなの当たり前ですね。快諾してHythlothの洞窟へ出発です。
この洞窟は、地獄の使いが大量に発生します。Orc軍団や、HellHoundなどが一度に大量に出没して、集中砲火を浴びせてくるかもしれません。私たちは慎重に進みます。
・・・と、目の前に突然5匹のヘルハウンドが!
がおー!というかけ声と共に、一斉に口から発射された5発の火の玉が、私めがけて襲いかかります!
(このファイヤーボールと狼の格好が、いわゆる「ゲロ犬」from Diablo っていう名前の由来だと思う)
バシュウッ!
うー、なんとか生きているみたいですが、かなりの痛手です。まだGreaterHealの魔法を満足に唱えられないJr.は、彼らの追撃を避けて逃げ回ります。隠れてはやっつけ、隠れて回復してはやっつけ、仲間の援護射撃もあって、何とか全滅させました。私たちはさらに奥へ進みます。・・・と、突然前にHellHoundが7匹出現!
がおー! 今度は即死でした(^^;;; 目の前が灰色になります。
仕方ない、アイテムはあきらめだな、、、と思って仲間の戦いの様子を見ていると、・・・げげげ、全滅っ!?
ありゃりゃ。ゴーストが計5匹。
すると、通りがかりの人がGateを出して街まで送ってくれるとのこと。これはラッキーです。
何とか家に帰れそうです。・・・と、なんとその人の目の前でまたまたゲロ犬が大量出現!
がうー、バシュッ! キーン、ばこっ
・・・がーん、その人も死んじゃいました(苦笑)・・・ゴースト6人目。こりゃまいった。まるでPKが出現したような感じです。
とその時、OrderShieldをまとった一人の戦士が現れました。曰く、ICQで救援信号を発したのを聞きつけてやってきてくれたみたいです。Gateを出してくれて、私たちはなんとか街へ戻り、復活できました。
しかもその人は、Hythlothへ戻るGateも出してくれて、アイテムも回収させてくれるとのこと。本当にラッキーです。何度もお礼を言いました。その後、彼の私邸でしばし談笑を楽しんで床に就きました。
やっぱり、持つべきものは友、、、ってことですか。
今日はJr.の話です。
Jr.は順調にスキルを伸ばして行き(途中、マクロ訓練中に持ち物ほとんどスられたなどいくつかのハプニングはあったんですが)、現在Hiding66.5、Fencing67.0など逞しく成長しました。あと、無生物にスクロールで魔法をかけると、マナだけ減ってスクロールは残るなどのバグ?まで駆使して、Mageryの修行にもいそしんでいます。ところが、あれ以来やっていなかったRegisting Spellのスキルがまた下降線をたどり始めてしまいました。これはいけない、早速Wispに攻撃しようと思ったら、探してもWispが出てきません。
と、森でDarkLordを発見。Rednameのこの人、しかし裸の私を見てもPKしてくる気配はありません。と、そこで名案を思いつきました。「この人に魔法でPKしてもらおう」(爆笑)
そこで、早速Please kill me by magicなどと爆笑な文句を彼に投げかけましたが、彼はnoの一点張り。確かにDarkLordより称号が悪くなると、街に入れなくなってしまいます。これは由々しき問題でしょう。
というわけで、私はPKを求めて(笑)、PKがよく出没するcovetousの洞窟へ特攻作戦を展開しました。
と、ところがcovetous内部は青nameでいっぱい。私はみんなが食べ残したパンやチーズなどをせっせと死体から拾い集めていきます。勢い余ってさらに奥深くのLevel2へ突撃。途中の雑魚モンスターは、ダガーやあちこちから噴出する火柱であぶって退治します。
Level2は秘薬が多く出現します。秘薬は魔法の触媒として使うのですが、いくつも拾い集めていくと、そのうちFireballなどの魔法が発射できるくらいまで集まってしまいました(笑)。その魔法でさらに敵をやっつけて、しまいにはMagicPlatemailGorgetやBoneArmorまで拾ってしまい、結局Vesperの街まで無事に帰還してしまいました(笑)。
うーん、Registing Spellのスキルは結局鍛えられなかったけど、まぁいろいろお宝もらったからいいとしますか、、、
今日は、Jr.の話と別にもう一本。
4/2の話で紹介した、Britain-Yew街道の話の続きです。
夕刻、Trinsicの街から冒険を求めて出発しました。まずは、Trinsicの近くにある(といっても結構離れてますけど)Dastardの洞窟へ向かうことにしました。ここは、むかし初代の愛馬、YOYU(余裕でしょ!)がDragon砲を受けて死んだ私の後を追って消えていった、悲劇の洞窟です。今の私は当時と比べると少しは強くなりましたが、まだまだDragon砲をくらうと命が危ないので、今日もおっかなびっくり入ってみました。
すると、洞窟の入り口から一歩入るなりDrakeが襲ってきました!
ぐわおー!! 地響きを立てて、巨体が迫ってきます!!
危うく灼熱の閃光につかまりかけた刹那、なんとか入口から脱出することに成功しました、、、Drakeも洞窟から外に出てまで追いかけてくることはないようです。こんな危険なところはだめ! というわけでDastard探索はあきらめ、Britainへ帰る事にしました。
DastardからBritainへの道は、二通りあります。
ひとつは、Trinsic-Britain街道へ合流する方法と、もうひとつはSkara Braeの街へ行き、そこからSkaraBrae-Britain街道を通って行く方法です。後者は、途中で例のYew-Britain街道と合流します。なにせPK多発地帯です。私は慎重にTrackingしながら愛馬の歩みを進めていきました。
すると、なにやら死体と人の影、、、出たー!!PKだ!!
しかも名前を見ると、昨日のMegaDeathだっ!!
もうしっぽをまいて逃げるしかありません。近くにいたBlueNameの人も一緒に逃げ出しますが、なんとMegaDeathはParalyzeの魔法を使って、逃げていたBlueNameの人を動けなくしてしまいました。どうやらもう一人のBlueNameさんは彼の狩りの網にかかってしまったみたいです。彼を見捨てるのは忍びないのですが、うかうかしてるとこっちもやられて全滅です。涙を飲んで愛馬と共にGuard圏内へ疾走しました。
そして、私が逃げ延びたとき、哀れ彼の断末魔が響きわたりました。どうもMegaDeathの手口は、まずParalyzeの魔法で相手の足を封じてから獲物を狩るという、とんでもない性悪な方法みたいです、、、
Guard圏内の切通しには、PKから避難した人が集まっていました。
「4vs1でやれば勝てるさ」
「いや、あいつは強いよ」
とかいろいろ話をしましたが、まず相手が一人かどうかを確かめるため、私が偵察しにいくことになりました。貴重品を仲間に預けて、いわゆる対PK戦装備で向かいます(^^;彼は、ほどなく行った道のど真ん中で、不敵な笑みを浮かべていました。
「おやchabo、わざわざやられに来たのかい?」
・・・ここは我慢。
「いいえMegaDeath、あなたが今やった人の装備を返してくれれば何も言わないわ。」
「ほぉ、それはそれは。じゃあ、とりあえず有り金と秘薬(魔法を唱えるためのもの)をぜんぶ置いてきな。通行料だ」
「なんでそんなことしなきゃなんないの?」
「あんたが無事に帰るためさ。それとも、死にたいかい?」
「さっき、自分がやった人からたんまり頂いたんでしょ!!」MegaDeathはゆっくりと、Paralyzeの詠唱を開始しました。
「An Ex Por」
またParalyzeか!あんたも好きねと思いつつ、その瞬間、私はダッシュで逃げ出しました、、、が、
バシュウッ
空気が切り裂かれる音がし、魔法が発動。私の体は金縛りに・・・
あってない?あ、そういえば私、以前魔導練習がてら、Magic Refrectionの魔法を自分にかけたっけ?
うわ、こんなときに役に立つとは、、、(^^;
間抜けにも、MegaDeathは自分の魔法で自分が金縛りにあったようです。
しかし、パニック状態の私はとにかく逃げるだけで精一杯でした。PKが単独であるということを確認した私達は、4人でPKK隊を編成しました。
私ともう一人のMageが後方支援、二人が前衛で戦うことになりました。
そして分岐道で彼を発見!
彼は先ほどの件もあって、私めがけてParalyzeの魔法を放ちます。
くー、動けない!
「Corp Por」
続いて彼は詠唱する言葉は、Energy Voltです。エネルギーでできた矢が私めがけて飛んできます!
バシュッ! 痛いよー! ・・・あ、あれ?そんなにHP減ってない(^^;;;
なんでかはわかりませんが(もしかしたら不発?)、HPがぜんぜん減らなかったので私はびっくり。でももっとびっくりしたのはMegaDeathみたいです。私達の魔法斉射に逃げ出しました。彼は
「4vs1なんてずるいぞ、てめえらサシでやれ、この腐れ日本人共が」
などと罵声をあびせてきますが、こちらも
「なに人を殺しといてそんなのんきなこと言ってんのよ! これは復讐よ!」
と応戦。逃げるMegaDeath。それを追いかける私達。前衛が剣をふるい、後衛は傷ついた者を回復させます。しかしMegaDeathは相当強いようです。しばらく逃げた後、突然WarForkを装備すると、4人相手に敢然と立ち向かってきました。それに応戦する前衛。彼のHPを削り、これはいけるか?と思った矢先、囲みを突破した彼がGreater Healの魔法を唱えて回復してしまいます。
くぅ、決定打が足りない!!
こんなときにMasterMageが一人でもいれば!
結局、マナを使い果たしたMegaDeathにRecallの魔法を唱えられ、あと一歩のところで取り逃がしてしまいました。とはいえ、あのMegaDeath相手にここまで健闘できたのだから、私としては満足です。周りの人はあまりそうではないらしくて、「くそーあと一歩だったのに」とか、「これじゃあヘビの生殺しだ」とか言っていましたが、まぁ相手が悪すぎたということで(^^;次はもっと魔法に磨きをかけて、必ず撃破してみせます。
UOを始めて3ヶ月ちょいちょいになります。
その間、いろいろな経験をしてきたchaboですが、最近skillの限界という問題を抱えるようになってしまいました。
というのも、UOで習得できるスキルは上限が定められていて、もしそれを上回るようになると、覚えたスキルのかわりに、あまり使われていないスキルが減っていってしまうのです。ファーストキャラということで、一通りのことはできるchaboですが、それがあだとなってしまって、いろいろなスキルが現在は減退傾向にあります。
そこで心機一転、Bajaに新キャラを作ってみました。その名も、"Chabo Jr."です。
初期配分は、ParringとRegisting Spellに50づつ。もう、金稼ぎは全く考えていないですね(^^;
chaboから仕度金1000gpを受け取って、早速身支度を整え、NPCからスキルを教わります。
集中して訓練するのは、FencingとTactics(槍ってかっこいいよね)とHiding(PKされるの嫌だし)、それにMagery(一応、ある程度魔法も唱えられないとね)です。
Hidingはマクロでどんどんスキルアップしていきます。文鎮をキーボードの上に乗せてマクロを延々と実行させるだけ、、、はっきり言ってインターネット資源の無駄遣いなので、ゴールデンアワーはやめましょう。私は、朝起きてから昼ごろまでの一番すいている時間帯を選んでやっています。
ところが、Registing Spellは実際に魔法を受けなければskillを上げることはできず、そのままではどんどん下がっていってしまいます。jr.のスキルも、最初は50あったのが徐々に下がって、ついに48.6になってしまいました。
そこで考えたのは、Wisp特攻作戦です(笑)。
Wispは、そこらへんのフィールドに当たり前のように存在するクリーチャーですが、自ら人を襲うようなことはしません。しかし、人が攻撃してくれば当然反撃してきます。しかも、UOで1・2を争う強力な魔法をじゃんじゃん唱えてくるのです。
早速Jr.は装備をはずし、持ち物をbankに預けてWispめがけて特攻してみました。すると、「ドン!」という音とともにFramestrikeの魔法がクリーンヒット! HP50のJr.は一発即死でした(がーん)。
スキルを見てみると48.6のまま。全然上がっていません。これは失敗か!?と思ったのですが、その後Reg.spellは下がっていないので、まぁあれで効果があったみたいですね(苦笑)。
RegistingSpellの低下にお悩みのNewbieは、ぜひお試しください。効果ありますよ(T_T)。
1998/4/2(水) 朝方の恐怖タイム
その日めずらしく、私は6時半に起きてしまいました。そろそろ大学も始まるし、生活リズムを整えねば。
というわけで、朝は回線も混んでないだろうということで、試しにUOをやってみました。
馬に乗った私は、フルスピードで朝もやのかかったBritainの街を疾走します!
それはそれはすばらしい、「ラグ」などという言葉とは全く無縁の世界でした。
もう馬がはやいはやい! 速すぎて、Ange(愛馬の名前)が疲れて動けなくなる始末。フン、どーせ私は重いですよーだ(語弊がありますが、単に荷物が重いだけです)。
早速Britainの街を後にし、南西の切り通しを通ってBritain-Yew街道へ出ようとしました。
・・・するとそこには、二人のPKらしきDreadLordが待ち構えているではないですか!!!
Mega Death氏と、IronMaiden氏です。名前からしてヤバそーな感じだなぁ、、、
そこらへんには、彼らに邪魔されて通れない善良な人々(笑)、約5人ほどが集まっていました。
二人は「サシで勝負しよう」と周りの人に決闘を挑んできますが、誰もかないそうにありません。
そのうち小競り合いが始まりましたが、、、
Luke DanielさんがFireBallの呪文(Vas Flam)で攻撃しました!
その時の様子です。
You see Luke Daniel attacking Mega Death!
Luke Daniel: Vas Flam ←FireBallで攻撃! 命中するけどHPはほとんど減ってない(^^;
Mega Death: o no
Mega Death: vas flam ←訳「まいったなぁ、Fireballだってさ。笑っちゃうぜhehe」
Mega Death: hehe
Mega Death: fag
完全におちょくられています(^^;;;
そのうち彼らは「話にならん」といった風体で去っていきました。
無力感が私の体を襲います(^^;
しかし、朝はなんと治安の悪いことか、、、
辺りにはまだ他にもPKがうようよしているようです。これではいくら速くてもやってられません(^^;
まだPKKするほどの力のない者にとって、この時間帯は町でうろうろするしかできないみたいです。
結局私は、しっぽをまいて逃げることにしました。あぁ、寝直そう(ぐぅ)。
Veronica続報コーナー
私を失意のどん底にたたきこんでくれたVeronicaですが、今日もやっぱりlooterやってました。
しかし、彼女はやっぱり隙を見せません。Framestrike(7thレベルの高位な攻撃呪文。"Kal
Vas Flam")のスクロールを買ったので、今度会ったらlightningとこの強力魔法2発で葬り去ってやる、、、メラメラ
あ、でもEnergy Voltex(8thレベル、最強の攻撃魔法)のスクロールも欲しいところ(^^;
唱えられるかな?練習しなきゃ(^^;;;
1998/3/26(木) 絶好の狩り場
今日はすばらしい狩り場を見つけました。
Yew-Britain間に直線を引くと、ちょうど中間に森がくぼんでいる所がありますよね。そこはすばらしい狩り場なんです!
風の便りでいい場所があるぞという話を聞いて(でもPKも出没するそうです)、早速対PK戦装備で(こういう風に書くとかっこいいんですが、単にやられても大丈夫なように身軽な格好で行くだけですが、、、)行ってみました。
すると、何やら「ぎょわー」とかいう聞きなれた声がします。そう、Orcの声です:-)。
急いでTrackingしながら近づいてみると、どうやら先客(PKではないようです、ホッ)がいっぱいいるようで、20人ほどが次々に出現するOrc達やRatmanを攻撃しています。早速私も攻撃の輪に加わりました。
ジャイーン、ぐおー!
私の振り下ろすLongswordが炸裂し、Orc達は次々と倒れていきます。しかし、後から後から増援が登場します。こんなに一杯出るってわかっていたら、今ごろは対洞窟装備で出かけていたのに、、、
というわけで、しばらくすると秘薬も切れてしまい、帰還用の秘薬を近くの人に分けてもらって、喧騒からいったん離れて装備の点検をし、いざブリ2銀行へRecall、、、とその時です。呪文をまさに唱えようとしていたその瞬間、
目の前に巨大な斧を持った怪物が出現しました!!
Ettinだー!!
まずい、呪文を唱えている場合じゃない!
私は素早く荷物袋からLongswordとKite Shieldを取り出してEttinに応戦します。
しかし回復呪文が唱えられない私は、容赦なく襲い掛かる斧の前に体力がどんどんなくなっていきます。ピンチ!
そこへ、突然森の影から、
"In Vas Mani"
わー、大回復の呪文だ! 誰だかわかんないけどありがとう!!
すると、森の向こうから2〜3人の剣士がやってきて、一緒にEttinと戦い始めました。
おかげで、なんとか巨人を倒すことに成功し、分け前はその人たちにあげました。
そんなこんなで、今日はなかなかいい狩り場があるという話でした。
Magicの武器もいっぱい手に入るし、これはもう行くしかないですよ。
でも、くれぐれもPKには気をつけてくださいね。
1998/3/24(火) やってくれるじゃない!Veronica!!
今日もSOHOの合間にブリタニアへ行って来ました。
Vesperに行こうとブリ2銀行を出撃した私ですが、Britainの北の街外れでは、なにやら騒々しいことが起こっていました。赤文字のpkらしき者が、青文字のFaithさんを弓で攻撃しているんです!
早速私はLightningの魔法でFaithさんを援護射撃。"Por Ort Grav"
ピシャゴロゴロ! お、効いたみたいです。pkは泡を食って逃げ出しました。
よーし、初pkkだー、hehe :) とばかりに逃げるpkを追いかけます。ところが彼は逃げ足が速く、深追いすると仲間が来るかもしれず追撃の手を緩めてしまい、結局彼は逃げてしまいました。
しばらく彼を回復したりしていると、今度は街の方から別な赤文字の人がやってきて、そこにいる何人かの人々にちょっかいを出し始めるではありませんか。
さっきpkに狙われて殺気立っていたFaithさんは、その赤文字の人に襲い掛かります。
すると、赤文字は掛け声一発、"Guard!"
ビシャーン、ばきっ!!
たちまちBritainの街のガードがやってきて、Faithさんを殺してしまいました。
そう、ここは街はずれ。その赤文字の人は、ガードが来るか来ないかのぎりぎりのあたりで挑発し、攻撃してくるとガード圏内に飛び込んでガードを呼ぶという、とんでもないやつだったのです。
彼女の名前はVeronica。
いわゆる、LOOTER(略奪者、こそどろ)ってやつです。
Faithさんの装備はほとんどVeronicaに持って行かれてしまいました。
こうなったらFaithさんの敵討ち、ぜったいVeronicaをやっつけてやるわ!
彼女は相変わらず、周りの人にちょっかいを出しています。
近くにいたHIGHLANDERさん、ISABELLEさん、TASKさんと共に、なんとか隙を伺ってみるのですが、彼は逃げ足が速く、たちまちガード圏内に飛び込んでガードを呼んできてしまいます。
この状況って、前読んだことのある、ギルド「ぐるぐる」の会報に載っていた"Thiefとの戦い"ってやつとほとんど一緒じゃない! あの人たちは、Paralyzeをかけて身動きがとれなくなったところをやるっていうスタイルだったから、私もがんばる! でもParalyzeの魔法は5thサークル、、、うまく成功するかしら、、、
そして、遂にHIGHLANDERさんがParalyzeの魔法を放ち、Veronicaの足を止めました!
そこにいる全員が周りを取り囲み、Lightningの魔法を放ちます!!
ピシャピシャゴロゴロゴロゴロ
Veronicaの体力は一気に1/3になった!いける!!
ところが、Veronicaはあっさり囲みを突破すると、ものすごい速さで走り、あ、、、ガード圏内へ!!
"Guards!!"
バキーン! うぅ、死んじゃった、、、
失意の念と共に街のヒーラーへと戻り、生き返って死亡地点に戻った時には、私の服と帰還用ルーン以外の全ての持ち物がなくなっていました、、、ああ、私のMagic Helberdが、、、MagicPlateが、、、(涙涙)
今私は、復讐に燃える鬼と化しています。
明日も多分、彼女はそこにいるでしょう。
Veronica、次は地獄に送ってやる!!
1998/3/23(月) ダンジョンはお好きですか?
ブリタニアに降り立ってから、既に丸3ヶ月が過ぎようとしているのかぁ、、、
おっと、申し遅れました。わたくし、chaboと申します。この世界にはいくつかのサーバが存在していて、サーバ毎に別々の世界が点在しています。その中で私が冒険の舞台としているのは、bajaサーバと呼ばれる大地です。
私の拠点は、ブリタニアの首都であるBritainの街の、通称「ブリ第2銀行」と呼ばれている小さな銀行です。私はまずここを訪れて、冒険仲間や情報を仕入れることを日課としています。
<chabo誕生の頃>
私がこの世界に降り立ったのは12月もおしまいの日、やはりBritainの街でした。右も左もわからなかったその頃は、とりあえず走り回っているだけでした、、、
筆者注記:
実はこの世界、ガイドブックがないと何もわからないです。
戦闘はどうやるのか、誰を攻撃すればいいのか、敵はどこなのか。
あるいは、日々の生活に必要な糧はどうやって手に入れれば良いのか。
簡易ガイドブックこそパッケージに付いてきているんですが、「詳しく知りたければUOのページを見てね」って、URLが書いてあるだけです。これってさぁ、、、
英語のページやんけー!!
んなことでいちいち英語を読んでいては、ゲームをする前に疲れてしまいます。
しかし、先人達はすばらしい日本語の情報を数多く遺してくれました。
・・・ところが時代は過ぎ、今度出るUO 2ndAgeでは詳細な100頁以上にわたるマニュアルがついてくるらしいです。変わったものですねぇ・・・
手元にあるつたない冒険の手引きを読んでみると、そこには魚つりの仕方と、パンの焼き方が載っていました。初期スキルにFishingを50割り当てられていた私は、最初から釣り竿を持っています。そこで、川岸に向かって釣り竿を投げ、早速釣りを始めました。
ちゃぽん。
You got a nice fish!
釣られた魚が足元に。いえぃ!さっそく魚をget!
調子に乗って、どんどん魚をつりつづけていると、何やら外人らしき名前の人がやってきて、私に話し掛けてきます。
そのつり竿はどこで手に入れたんだ? だって。
でも私、気がついたらすでにつり竿を持っていたんです。お店で売っているかもしれないけれど、よくわからないのです。おまけに、英語が拙い私は、返事がわからないよー(泣)
I dont know,,,
としかいえませんでした(ひーん)。
<chabo現状>
時は流れ、今は4thサークルまでの魔法を自在に操り(5thもちょっとできるよ)、
剣の腕(swordmanship)はmasterクラス、戦術(tactics)はGrandmasterレベルにまで成長しました。現在は、もっとうまく隠れられるようにhidingのスキルを練習しつつ、魔導訓練にも余念がありません。裁縫もできるようになりました。
さて、今日もダンジョンに向かって出発進行!
ブリ2銀行を出発した私は、Yewの町の近くにあるshameというダンジョンへ、愛馬angelique(アンジェ)にまたがって向かいます。
Britain-Yew街道は、PK街道として良く知られています。私もこの前この場所で、DreadLord phantomという人に挑んで敗れました(^^;)。が、今日はどうやらいないみたいです。森で狩りをしつつ、山を登ってshameに向かいます。
しばらく行くと、ガーゴイル(強いモンスター!)を倒したプレイヤー二人組と会いました。彼もまたshameへ向かっている途中です。私も合流して、3人で行くことになりました。
shameの入り口から入ったところでは、地の精霊、アースエレメンタルが大量に出現します。この前PKされたばかりなので、あまりいい鎧を着ていないせいもあり、彼らの一撃は骨身に答えます。それでも二人の魔法援護もあり、自慢のハルバードで撃破していきました。
しばらく行った所で、時間の都合で今日はおしまいにしました。リコールの魔法を使えば一瞬でブリ2銀行へ帰ってこれます(筆者注:将来のパッチで、この魔法が簡単には使用できなくなる可能性があるようです)。
今日はあまり収穫はなかったね、と言いながらもダイヤ2つ(計300GP相当)を獲得し、今日の冒険を終えることにしました。
おやすみなさい。